17.01.29 「13月の女の子」@ 新宿村LIVE 感想

舞台「13月の女の子」
日時:2017年1月29日(日) 17時〜
場所:新宿村LIVE

  相笠萌さんの初主演舞台「13月の女の子」を観劇してきました。まず、舞台の不思議な世界観が、独創的かつ臨場感に溢れていて、とてもとても素晴らしかった!物語が進むにつれてどんどん世界に引き込まれ、終演後に帰路につく中でも、舞台と同じ世界が目の前の現実に繋がってるかと錯覚してしまうくらい、夢中になる物語でした。

 舞台が生きてるように感じました。舞台の中に生きている世界が見えました。その世界の中で、懸命に生きる主人公たちの瑞々しい言葉の数々が胸に響き渡って、気付けば涙を流すくらい、心の中が感動で溢れかえっていました。青春。家族や友達への愛。何気なくて他愛ない日常こそが、素晴らしくてかけがえのないものなのだと感じさせてくれる素晴らしい物語でした。

 

 そして、相笠萌さんの女優としての新しい表現。まず何より印象に残ったのが声です。萌ちゃんは声がとても良いと、前からずっと思っていたのですが、この舞台上でその良さを改めて実感しました。萌ちゃんの声に、物語の台詞が乗った時の瑞々しさ。胸にスッと響き入ってきたんです。それは、これまで見せてきてくれた歌やダンスとはまた違う、純粋で真っ直ぐで瑞々しい表現に感じました。

 全体を通した感想としては、初舞台とは思えないくらい素晴らしい女優ぶりだったと思います。物語の世界の中で、穴森一穂として生きていた。“演じる”ではなくて“生きていた”。そう感じたんです。18歳の今だからこそ輝いていた、等身大のもう1人の姿。最後のカーテンコールでの充実感に溢れた表情。女優としての第一歩にひたすら感激するばかりでした。

 推しの贔屓目、と言われればそれまでかもしれません。ただ、萌ちゃんがアイドルを卒業することを目前に控えた中で、こうして新たな世界で、こんなに素敵で素晴らしい表現を見せてくれたことが、ファンとしては、これまでにないくらいの嬉しさを感じて、ただただ胸がいっぱいになりました。

 

 物語の詳しい部分や他の演者さん達に関しても、素晴らしかったところが沢山あるのですが、それはまた改めて千秋楽の後に書かせて頂こうと思います。千秋楽を迎えた時に、物語と主人公たちがどのように成長と変化を遂げてるのか、今からとても楽しみです。ひとまず 今日は素晴らしい舞台をありがとうございました!

17.01.16 AKB48 13期生公演 in TDC 感想

AKB48 13期生公演 in TDC
 ~今やるしかねぇんだよ!~
日時:2017年1月16日(月)
 
最初から最後まで、どこを切り取っても全部楽しい。全部カッコいい。全部可愛い。この空間と時間が永遠に続いてほしいと願わずにはいられないくらい、最高で素晴らしいコンサートでした。
 
相笠萌さんのコンサート後の言葉を引用させていただくなら、「AKB48まじ最高!13期生まじ最高!劇場公演まじ最高!」って感じですね。
 
この空間に居たメンバー、スタッフ、ファン、全ての人間が心に持っていたであろう劇場公演への愛と情熱。13期のメンバーもファンも、みんな、劇場公演のことが大好き。その想いが、空間全体でシンクロしていたからこそ、最高のコンサートになったんだと思います。
 
このコンサートを通じて、AKB48を好きになったきっかけを思い出しました。それは、すごくシンプルなことですが、アイドルとして「キラキラと輝く姿」に魅了されたこと。
 
AKB48のメンバーがキラキラ輝ける場所。その場所こそが「劇場公演」であり、13期メンバーは、他のどの期より、劇場公演という場所を大事に培ってきたと思っています。そして、そんな13期に魅了され、応援してきたファンの方の情熱。
 
それらがひとつの大きな塊となって、この素晴らしいコンサートが実現したのだと思うと、心の底から熱い想いが湧き上がり、ただただ感動するばかりでした。
 
 AKBファンの方の中には「劇場公演を頑張って何になるの?」という声があるかもしれません。でも、劇場で経験と成長を重ねてきた集大成によって、こんなに素晴らしい“景色”を作り上げた13期のみんなが、それを証明してくれたと思うんです。総選挙や選抜に入ることが全てじゃないということを。
 
近年の総選挙では「ランクインした時の壇上から見えるあの“景色”が見たい」という言葉をよく耳にしますね。でも、その“景色”って、メンバーにとっても、ファンにとっても、“点と点の繋がり”による結果だと思うんです。メンバー同士は皆ライバルだし、ファン同士も推しメン以外のメンバーに投票したりしないですよね。
 
一方で、この日のコンサートで見せてくれた“景色”はどうでしょうか。それは、“横の繋がり”によって実現したものだと思うんです。5年間の様々な軌跡を通じて築かれてきた同期の堅い絆。メンバーとスタッフとファンによる信頼関係。13期9人のファンが一体となった連帯感。最初は点と点だった繋がりが、線となって横の繋がりになり、さらにはそれが大きなひとつの輪になった。そして、その結果、TDCホールのステージと客席の空間全体で共有された素晴らしい“景色”。
 
AKBの活動には多種多様なアイドルとしての形があるけれど、原点はやはり劇場公演。その原点に対する愛と情熱だけで、作り上げられたコンサート。こんなに美しくて感動的なこと、そうそうないと思います。そんな最高の空間に立ち会うことができて、本当に本当に幸せでした。
 
そして、この日のコンサートのタイトルだった「AKB48 13期生公演 in TDC」。シンプルかつ絶妙なタイトルでしたよね。
 
セットリストを振り返ってみると、ひとつひとつの曲に意味が込められ、多くのこだわりが詰まっていたこと。その曲の数々に、素晴らしいパフォーマンスにより、彩り豊かな命が吹き込まれていたこと。そして、何より素晴らしかったのは、各パートでセンターが代わり、9人全員の魅力的な個性に溢れた見せ場があったこと。 
 
あれ、これって劇場公演の魅力そのものでは? そう、タイトルの通り、まさしく「劇場公演 in TDC」だったんだと思います。終演時のゆいりーの「次は劇場でやろう!」の一言も堪らなく嬉しかったですよね。
 
セットリストで印象に残ったところ。
 
全公演22曲メドレー。センターポジションがパートごとにスライドしていくところや、公演別の選曲がものすごく絶妙で、ひたすら圧巻されました。特に、チームKパートの「転がる石になれ」の冒頭。相笠萌さんがステージ中央の壇上に佇む姿には、とても感慨深いものがありました。
 
10年桜。卒業する萌ちゃんとうめたんに向けた客席の演出のサプライズや、あやなんからの手紙にほっこりしつつも、“10年後にまた会おう”っていう歌詞のフレーズに、9人の将来の姿を想像してワクワクしたのは僕だけでしょうか? 改めて歌詞を解読すると、これから卒業を迎える萌ちゃんとうめたんにぴったりで、とても素敵な一幕でしたね。10年後に今よりもっと輝く姿に会えることを楽しみに。そして今日という日を忘れはしない!
 
そして、個人的な1番のハイライトは光と影の日々。スクリーンに映し出される13期の5年間の軌跡と、13期のことを歌っているかのような歌詞、そして9人の汗と涙の混じった力強い表情。その3つがリンクした、ステージに広がる素晴らしい景色の美しさときたら…。心から感動して胸を打たれるばかりでした。
 
アンコールでは、トロッコに乗った萌ちゃんとうめたんのロックな煽りが最っ高に楽しかったですね!コンサートグッズのおそろいのTシャツ姿もみんな可愛かったなぁ〜。
 
ラストのシアターの女神。13期と出会えたおかげで劇場公演の素晴らしさを知ることができ、たくさんの感動と希望、笑顔と元気を与えてくれました。だから、13期はみんなシアターの女神!そんなことを思いながら、最高のコンサートは幕を閉じました。
 
相笠萌さん
笑顔がすごく良かった!今まで応援してきた中で、1番と言っていいくらいのとびっきりの笑顔だったと思います。萌ちゃんを好きになったきっかけは、ステージで歌って踊る喜びに溢れた表情に魅了されたことだったを思い出しました。多幸感に溢れた笑顔。そして光と影の日々で見せた涙。この笑顔と涙に、これからの未来への決意が詰まっている気がして、感動で胸がいっぱいでした。
 
天性のアイドル。感傷的な場面でも変わらずに貫くマイペースさには、とても和んでほっこりしました。さっほーのパフォーマンス、実はすごく好きです。あと、自己紹介MCの時のお決まりのフレーズ、今日も私らしく歌って踊って喋ります、が堪らなく好きです。
 
梅田綾乃さん
随所で見せてくれた表情の凛々しさ、眼差しの力強さからは女優の片鱗を感じました。バラの儀式は赤の衣装がとても似合っててカッコ良かったなぁ。あと、うめたんの流す涙は優しさの結晶だなって思いました。萌ちゃんと仲良くしてくれてありがとう。
 
涼花ちゃんがステージに居るだけで感じる安心感。改めて13期の精神的支柱なんだと実感。個人的には、たかみなみたいな存在になってほしいなって思ったり。曲中の格好良さとMC中の無邪気な面のギャップが素敵でした。涼花ちゃんの笑顔が大好きです。
 
普段は大人しい女の子がステージ上でキラキラと輝くアイドルの理想形なんじゃないかって思います。全公演メドレーの最初にセンターポジションで踊る姿がとても華やかで可愛くて素敵でした。言葉よりもパフォーマンスで語る姿はまさに13期の象徴ですね。
 
個人的にはこの日のMVPでした。ひとつひとつの綺麗な振りのパフォーマンス。伸びやかな歌声。全てが尊く神々しく感じるくらい、歌って踊る姿が美しくて素晴らしかった。MCでのバレエの振りが綺麗で可愛かったり、推しメンに萌ちゃんを挙げてくれたことも印象的でした(相思相愛ですね?)
 
中盤の「Innocence」では艶やか表現力が素晴らしすぎて、ひたすら虜になってしまいました。そして休養明けとは思えないくらい元気な煽りだったり、萌ちゃんとうめたんに向けた素敵な手紙にほっこりさせられたりと、たくさん笑顔にさせてくれました。美人なのに抜けているギャップのある人柄がとても大好きです。
 
名実ともにAKB劇場のシアターの女神。どのポジションで踊っていても目を引くパフォーマンスは、どの場面を切り取っても、アイドルとしてキラキラと輝いていて、その姿には魅了されるばかりでした。シアターの女神のセンターポジションは本当に素敵でしたね!最後の「次は劇場で!」の頼もしい言葉。ぜったい実現しましょう!
 
茂木忍さん
全公演メドレーの「ウッホウッホホ」が胸熱すぎました。涼花ちゃんと同じく、ステージに居るだけでホッとさせる安心感があって、タイプは違えど、秋元才加さんのような存在感すら感じるくらいでした。美人で綺麗で優しくて素敵な存在。光と影の日々の時の表情が印象的だったなぁ。。
 
そんなこんなで、あっという間の2時間半。その中に劇場公演の魅力、そして13期の5年間の軌跡が凝縮された、最高に楽しくて充実した素晴らしいコンサートでした!
 
追記:
唯一の心残りは、仕事の都合で、ユニット曲より前が観れなかったことですが、その点は割愛!この空間に立ち会うことができただけで有難いばかりです。13期のみんな、ファンの皆様に愛と感謝を!
 
【セットリスト】
01. RESET
02. 偉い人になりたくない
03. 手をつなぎながら
04. 会いたかった
05. 炎上路線(相笠、茂木)
06. ジッパー(篠崎、梅田、岡田彩)
07. 寡黙な月(北澤、村山)
08. 夢でKiss me!(岩立)
09. てもでもの涙(相笠、大島)
10. キンモクセイ(梅田、茂木、村山)
11. フライングゲット
12. Innocence
13. バラの儀式
14. 全公演メドレー
  PARTYが始まるよ
  リオの革命
  制服が邪魔をする
  LOVE CHASE
  JK眠り姫
  摩天楼の距離
  ラベンダーフィールド
  転がる石になれ
  気になる転校生
  回遊魚のキャパシティ
  その汗は嘘をつかない
  ウッホウッホホ
  Two years later
  みなさんもご一緒に
  オネストマン
  僕の太陽
  生きるって素晴らしい
  僕らの風
  ピノキオ軍
  兆し
  ここにだって天使はいる
  孤独なランナー
15. 君と虹と太陽と
16. 10年桜
17. 光と影の日々
【アンコール】
18. ロックだよ、人生は…
19. ひこうき雲
20. 大声ダイヤモンド
21. シアターの女神