~今やるしかねぇんだよ!~
日時:2017年1月16日(月)
最初から最後まで、どこを切り取っても全部楽しい。全部カッコいい。全部可愛い。この空間と時間が永遠に続いてほしいと願わずにはいられないくらい、最高で素晴らしいコンサートでした。
相笠萌さんのコンサート後の言葉を引用させていただくなら、「AKB48まじ最高!13期生まじ最高!劇場公演まじ最高!」って感じですね。
この空間に居たメンバー、スタッフ、ファン、全ての人間が心に持っていたであろう劇場公演への愛と情熱。13期のメンバーもファンも、みんな、劇場公演のことが大好き。その想いが、空間全体でシンクロしていたからこそ、最高のコンサートになったんだと思います。
このコンサートを通じて、AKB48を好きになったきっかけを思い出しました。それは、すごくシンプルなことですが、アイドルとして「キラキラと輝く姿」に魅了されたこと。
AKB48のメンバーがキラキラ輝ける場所。その場所こそが「劇場公演」であり、13期メンバーは、他のどの期より、劇場公演という場所を大事に培ってきたと思っています。そして、そんな13期に魅了され、応援してきたファンの方の情熱。
それらがひとつの大きな塊となって、この素晴らしいコンサートが実現したのだと思うと、心の底から熱い想いが湧き上がり、ただただ感動するばかりでした。
AKBファンの方の中には「劇場公演を頑張って何になるの?」という声があるかもしれません。でも、劇場で経験と成長を重ねてきた集大成によって、こんなに素晴らしい“景色”を作り上げた13期のみんなが、それを証明してくれたと思うんです。総選挙や選抜に入ることが全てじゃないということを。
近年の総選挙では「ランクインした時の壇上から見えるあの“景色”が見たい」という言葉をよく耳にしますね。でも、その“景色”って、メンバーにとっても、ファンにとっても、“点と点の繋がり”による結果だと思うんです。メンバー同士は皆ライバルだし、ファン同士も推しメン以外のメンバーに投票したりしないですよね。
一方で、この日のコンサートで見せてくれた“景色”はどうでしょうか。それは、“横の繋がり”によって実現したものだと思うんです。5年間の様々な軌跡を通じて築かれてきた同期の堅い絆。メンバーとスタッフとファンによる信頼関係。13期9人のファンが一体となった連帯感。最初は点と点だった繋がりが、線となって横の繋がりになり、さらにはそれが大きなひとつの輪になった。そして、その結果、TDCホールのステージと客席の空間全体で共有された素晴らしい“景色”。
AKBの活動には多種多様なアイドルとしての形があるけれど、原点はやはり劇場公演。その原点に対する愛と情熱だけで、作り上げられたコンサート。こんなに美しくて感動的なこと、そうそうないと思います。そんな最高の空間に立ち会うことができて、本当に本当に幸せでした。
そして、この日のコンサートのタイトルだった「AKB48 13期生公演 in TDC」。シンプルかつ絶妙なタイトルでしたよね。
セットリストを振り返ってみると、ひとつひとつの曲に意味が込められ、多くのこだわりが詰まっていたこと。その曲の数々に、素晴らしいパフォーマンスにより、彩り豊かな命が吹き込まれていたこと。そして、何より素晴らしかったのは、各パートでセンターが代わり、9人全員の魅力的な個性に溢れた見せ場があったこと。
あれ、これって劇場公演の魅力そのものでは? そう、タイトルの通り、まさしく「劇場公演 in TDC」だったんだと思います。終演時のゆいりーの「次は劇場でやろう!」の一言も堪らなく嬉しかったですよね。
セットリストで印象に残ったところ。
全公演22曲メドレー。センターポジションがパートごとにスライドしていくところや、公演別の選曲がものすごく絶妙で、ひたすら圧巻されました。特に、チームKパートの「転がる石になれ」の冒頭。相笠萌さんがステージ中央の壇上に佇む姿には、とても感慨深いものがありました。
10年桜。卒業する萌ちゃんとうめたんに向けた客席の演出のサプライズや、あやなんからの手紙にほっこりしつつも、“10年後にまた会おう”っていう歌詞のフレーズに、9人の将来の姿を想像してワクワクしたのは僕だけでしょうか? 改めて歌詞を解読すると、これから卒業を迎える萌ちゃんとうめたんにぴったりで、とても素敵な一幕でしたね。10年後に今よりもっと輝く姿に会えることを楽しみに。そして今日という日を忘れはしない!
そして、個人的な1番のハイライトは光と影の日々。スクリーンに映し出される13期の5年間の軌跡と、13期のことを歌っているかのような歌詞、そして9人の汗と涙の混じった力強い表情。その3つがリンクした、ステージに広がる素晴らしい景色の美しさときたら…。心から感動して胸を打たれるばかりでした。
アンコールでは、トロッコに乗った萌ちゃんとうめたんのロックな煽りが最っ高に楽しかったですね!コンサートグッズのおそろいのTシャツ姿もみんな可愛かったなぁ〜。
ラストのシアターの女神。13期と出会えたおかげで劇場公演の素晴らしさを知ることができ、たくさんの感動と希望、笑顔と元気を与えてくれました。だから、13期はみんなシアターの女神!そんなことを思いながら、最高のコンサートは幕を閉じました。
笑顔がすごく良かった!今まで応援してきた中で、1番と言っていいくらいのとびっきりの笑顔だったと思います。萌ちゃんを好きになったきっかけは、ステージで歌って踊る喜びに溢れた表情に魅了されたことだったを思い出しました。多幸感に溢れた笑顔。そして光と影の日々で見せた涙。この笑顔と涙に、これからの未来への決意が詰まっている気がして、感動で胸がいっぱいでした。
天性のアイドル。感傷的な場面でも変わらずに貫くマイペースさには、とても和んでほっこりしました。さっほーのパフォーマンス、実はすごく好きです。あと、自己紹介MCの時のお決まりのフレーズ、今日も私らしく歌って踊って喋ります、が堪らなく好きです。
梅田綾乃さん
随所で見せてくれた表情の凛々しさ、眼差しの力強さからは女優の片鱗を感じました。バラの儀式は赤の衣装がとても似合っててカッコ良かったなぁ。あと、うめたんの流す涙は優しさの結晶だなって思いました。萌ちゃんと仲良くしてくれてありがとう。
涼花ちゃんがステージに居るだけで感じる安心感。改めて13期の精神的支柱なんだと実感。個人的には、たかみなみたいな存在になってほしいなって思ったり。曲中の格好良さとMC中の無邪気な面のギャップが素敵でした。涼花ちゃんの笑顔が大好きです。
普段は大人しい女の子がステージ上でキラキラと輝くアイドルの理想形なんじゃないかって思います。全公演メドレーの最初にセンターポジションで踊る姿がとても華やかで可愛くて素敵でした。言葉よりもパフォーマンスで語る姿はまさに13期の象徴ですね。
個人的にはこの日のMVPでした。ひとつひとつの綺麗な振りのパフォーマンス。伸びやかな歌声。全てが尊く神々しく感じるくらい、歌って踊る姿が美しくて素晴らしかった。MCでのバレエの振りが綺麗で可愛かったり、推しメンに萌ちゃんを挙げてくれたことも印象的でした(相思相愛ですね?)
中盤の「Innocence」では艶やか表現力が素晴らしすぎて、ひたすら虜になってしまいました。そして休養明けとは思えないくらい元気な煽りだったり、萌ちゃんとうめたんに向けた素敵な手紙にほっこりさせられたりと、たくさん笑顔にさせてくれました。美人なのに抜けているギャップのある人柄がとても大好きです。
名実ともにAKB劇場のシアターの女神。どのポジションで踊っていても目を引くパフォーマンスは、どの場面を切り取っても、アイドルとしてキラキラと輝いていて、その姿には魅了されるばかりでした。シアターの女神のセンターポジションは本当に素敵でしたね!最後の「次は劇場で!」の頼もしい言葉。ぜったい実現しましょう!
全公演メドレーの「ウッホウッホホ」が胸熱すぎました。涼花ちゃんと同じく、ステージに居るだけでホッとさせる安心感があって、タイプは違えど、秋元才加さんのような存在感すら感じるくらいでした。美人で綺麗で優しくて素敵な存在。光と影の日々の時の表情が印象的だったなぁ。。
そんなこんなで、あっという間の2時間半。その中に劇場公演の魅力、そして13期の5年間の軌跡が凝縮された、最高に楽しくて充実した素晴らしいコンサートでした!
追記:
唯一の心残りは、仕事の都合で、ユニット曲より前が観れなかったことですが、その点は割愛!この空間に立ち会うことができただけで有難いばかりです。13期のみんな、ファンの皆様に愛と感謝を!
【セットリスト】
01. RESET
02. 偉い人になりたくない03. 手をつなぎながら04. 会いたかった05. 炎上路線(相笠、茂木)06. ジッパー(篠崎、梅田、岡田彩)07. 寡黙な月(北澤、村山)08. 夢でKiss me!(岩立)09. てもでもの涙(相笠、大島)10. キンモクセイ(梅田、茂木、村山)11. フライングゲット12. Innocence13. バラの儀式14. 全公演メドレー